2016.09.16

「山田流箏曲家 草間路代 お月見コンサート 〜箏・歌・語りの夕べ〜」を開催させていただきました

文化事業部からのご報告です。

 

「仲秋の名月にお月見コンサートをしよう」との想いで、進めてまいりました

「山田流箏曲家 草間路代 お月見コンサート 〜箏・歌・語りの夕べ〜」を

昨日9月15日(木)に「ソルミエ」で開催させていただきました。

 

 

気になるお天気は、雨こそ降ってはいないものの夜空は、厚い雲に覆われて

いました。が、「ソルミエ」には草間先生が講師をされていらっしゃる三島北

高校の筝曲部の生徒さん40人ほども、来てくださり月夜にお琴・・・・・・

さらに、大理石で包まれた空間での箏・歌・語りを楽しみにしてくださって

いらっしゃいました。

 

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コンサートは、先生が東京藝大受験時の自由曲で選曲した筝歌「那須野」から

始まりました。鳥羽上皇の寵愛を受けた伝説上の人物、玉藻前(タマモノマエ)

こと九尾の狐に由来する「那須野」は、玉藻の前よりの思いが詠まれている

10分ほどの箏歌です。

 

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乱菊の 花に隠るる この臥所(ふしど)
虫の声さえ わかちなく
萩吹き送る 夜嵐に
いと物凄き 景色かね
野辺の狐火 思いに燃ゆる 
燃ゆる思いに 憧れて
玉藻前 萩の下露 いといなく
月に背けて 恨み言
過ぎし雲井に 在りし時
君が情けに 幾歳の
比翼の床に 鴛鴦(えんおう)の
衾(ふすま)重ねて 契りしことも
胸にしばしば 忘れはやらで
一人涙も 託ち種(かこちぐさ
濡れて搾るる 袖の雨____

  

先生の柔和なお顔からは、想像できないくらいの力強い歌声と13弦の

重厚な琴音、神秘的なドラマに憑りつかれたような時間でした。

 

難しい技術を要する「乱輪絶(みだれりんぜつ)」などが演奏される中

いつしか、美しい月が顔を出してくれました。

 

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日本の秋の情緒たっぷりのコンサートで、素敵なお月見の夕べを

過ごしていただくことができました。

 

 

皆様のご来場、誠にありがとうございました。