2021.03.14

みしまプラザホテル 3月14日静岡新聞朝刊に掲載させていただきました。

一生分のラブレター

 

今日、私は12年分の想いを「永遠」に変える。

みしまプラザホテルのチャペルソルミエで。

12年前、私たちは出会い、恋をした。私は高校に入ったばかり、彼は1つ先輩だった。寄り道をしながら帰ったり、映画を見に行ったりとデートを重ねていたものの、初めての恋は不安定だった。彼が私を想っていてくれるのだろうか?私は気持ちを上手に伝えることができなかった。そんな揺れ動く気持ちの中、ささいなことから、この恋は終わってしまった。

 

それから5年が経ったある日、地元を離れるからと彼に手紙をもらった。そこには、私たちのたくさんの思い出と、私への想いが綴ってあった。手紙を読んで、たくさん泣いた。何故あの時、ちゃんと自分の気持ちを言えなかったのかと悔しかった。―幸せになれ―その言葉は、私にとってずっと支えだった。

 

そして数年前、偶然にもSNSで彼を見つけた。会いたい気持ちを抑えきれずに連絡をした。それなのに、肝心なことは言えず、いつも少し前を歩いている彼を見ると、素直になれない自分がいた。また気持ちに蓋をしてしまった。

 

2019年、出会ってから12年が過ぎていた。インスタグラムで彼を見つけた。私が好きだった優しい笑顔は、少しも変わらず、私に微笑みかけているようだった。彼と話していると高校生の淡い初恋が、ずっと私の中に残っているのがわかった。今度こそちゃんと気持ちを伝えよう。

 

遠回りをしてきた私たちだけど、この日を迎えることができた。彼に花嫁姿を見てもらえる、今まで支えてくれた家族に感謝を伝えられる特別な日。この1年で社会の状況や生活様式が変わったけれど「思い」は変わらない。

 

314日大切な人たちに見守られ、私、結婚します―